ミスミソウ

ミスミソウ 萌ゆる日は
銀色に 染まる朱は
 
はにかみや 笑うのは
  はにかみや 哂うのは

春の野に咲く花 儚さと毒を
   (幸福なんて どこにもなかった)

夢から醒めたとき
少女は鬼となり 

はにかみや 笑うのは 
はにかみや 哂うのは 

その業火で身を焼き尽くし 
  萌ゆることなく枯死する身よ
惜しむべきは 日差しを浴びた 
見ること叶わぬ ミスミソウ 

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